釣り場におけるマナーについて

☆ 留意点


○ 先行者の至近距離に入らない

 三河湾エリアのようにポイントが少なく、かつ釣り人口が多い地域になると、ポイントが釣り客であふれかえることは珍しくありません。 某温排水が出る人気釣り場では、ラインが交錯するなど先行者と後行者とのトラブルが日常茶飯事で、毎晩怒号が響いているという話も聞きます。 まだ傷害事件に発展したという話は聞いてないのが幸いですが・・・

 基本的に釣りのポイントというものは早い者勝ちです。 いくら釣れるポイントに入りたくとも、先行者が居たら自制しなければなりません。

 まず、シーバスフィッシングというのはデッドスローでルアーをドリフトさせるような釣りを行う人が多いです。 流れの速い場所でそのような釣りをやっている人のすぐ潮下で竿を出したらどうなるでしょうか?間違いなくラインが交錯します。 また、ウキ釣りをやっている人の潮下も同様ですね。 逆に、自分がルアーを流れに乗せてルアーをドリフトさせたい場合も、すぐ潮下に釣り客が居たらラインが交錯するでしょう。

 また、みんながみんな沖にキャストしているわけではなく、岸際を狙って横にキャストしている人も居るわけです。 そういう人たちの至近距離に入ったら大迷惑です。 潮下でも潮上でも、流れがある場合は特に、先行者の人から30m以上は間隔をとって入るべきです。 30mというのが、ルアーやウキを流して釣る場合でも邪魔にならない最低限の距離かと思います。 もちろん、もっと離れられる場合はもっと離れた方がいいですけどね。  あまりにも迷惑な、私の経験した最たる例がこれでしょう・・・。 ちなみに当該のブログはまだ健在ですので、こっそり聞いてくれればお教えしますよ(^^;


○ 先行者の近くで竿を出すときは、必ず声を掛ける

 とはいえ、釣り場が混雑してて30mも間隔とれない場合もある、というより、人気ポイントではその場合のが大半かと思います。 その場合、必ず先行者の人に断りを入れてから釣り座に入りましょう。 その人の釣りのスタイルによっては断られるケースもあるかもしれませんが、常識的な間隔ならまず断られることはないでしょう。

 こうやって声を掛けて話が弾んだりすると、その場の有力な情報が得られることも多いんですよね。 ここで去年60UPが釣れたとか、あそこの橋が実はポイントだとか、貴重な情報を手にしたことは数多いです。


○ ライトを点けっぱなしにしない

 シーバスという魚は「光」に対して過敏に反応します。 常夜灯など固定された光源ならいいのですが、ヘッドライトのように光源が動くものを水面に照らしてしまうと、シーバスは逃げてしまったり、ルアーを食わなくなってしまいます。 実際、某人気ポイントでバイトラッシュだった際、潮下3mに黙って入ってきた後行者(これだけでも噴飯ものですが・・・)が、ヘッドライトつけっぱなしで周辺の水面を頻繁に照らしたため、バイトが全く出なくなってしまったこともありました。 自分が釣れなくなるのは勝手ですが、人に迷惑が掛かるケースもあるので要注意です。

 なのでルアー交換の際は後ろを向いたり、できるだけ真下を照らすようにして極力水面を照らさないように気をつける必要があります。

 また、最近は橋下明暗部を照らして確認する人もいますね。 あれ、絶対やめて下さい。 てゆうか人が明暗部で釣りをしてるのわかってるのに、照らしてくる感覚がわからない・・・


○ ライトは人に向けない

 最近はLuxeonのような超高輝度LEDのヘッドライトなども増えていますが、明るいLEDライトは人に向けて点灯してはいけません。 青色LEDの光を直視すると網膜を損傷することが学会で証明されています。 白色LEDも元は青色LEDなので、同様に危険です。 傷害罪や傷害未遂で告訴されても文句は言えません。

 高輝度LEDではなくても、夜釣りに目が慣れている釣り人にとっては、照明の明かりは非常にまぶしく感じますので迷惑になります。


○ 橋の上からの釣りは絶対にダメ

 三河湾エリアでは、秋になると橋の上から釣り糸を垂れている釣り客を多く見られます。 歩道を通行する歩行者の迷惑にもなりますし、橋の下で普通に釣りをしている人たちにとっても大変迷惑です。 あれ、もしマダカが釣れたらどうするんでしょうね?10m以上の高さから引き抜けるとでも思ってるのでしょうか?

 ちなみに、公道の橋の上から釣りをするのは道路交通法違反だそうです(Google)。 また、船舶が航行する水路の場合は往来妨害罪も適用される可能性があるでしょう。 なので、絶対に橋の上から釣りをしてはいけません。

 ネットで調べてみると、『橋の上から釣りをしてる人がいたので、警察に通報した』という人もたくさんいるので、犯罪行為であることが有名になれば今後通報案件は増えていくと思われます。


○ ゴミは必ず持ち帰る

 人気ポイントに行くと、必ずと言っていいほど残されているのは釣り客の残したゴミ。 ゴミをそこらに捨てないのは、日本人としての常識ですよね。 どうしてこんなにゴミを捨てる人が多いのでしょうか?

 釣り場にゴミが散乱しているのを、釣りをしない一般の人や、施設の管理者が見たらどう思うでしょうか?間違いなく、その場所は釣り禁止にする方向へと動いて行くでしょうね。 ゴミを捨ててる人は、自分で自分の首を絞めてると思った方がいいでしょう。 私の家のすぐ近くにもマダカが釣れる河川がありますが、釣り客が残すゴミが非常に多いです。 この川で釣りをする私であっても、正直、こんな状態が続くなら釣り禁止にしてくれた方がよっぽどいいと思ってます。

 ポイ捨てももちろん軽犯罪法違反です。



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