シーバスフィッシングの道具について

○ ルアーケース

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 ルアーを手提げの工具箱タイプのタックルボックスに入れて持ち歩いてる人をよく拝見しますが、あれは機動性が良くないです。 そのため、ルアーは小さなケースに入れて、ケースはバッグで持ち運ぶことをおすすめします。 大きなタックルボックスは車に置いておき、その場その場で必要なルアーに入れ替えてもいいわけですからね。

 私は明邦のVW-2010ND-Mを愛用しています。 これはライフジャケットのポケットにも容易に入るサイズなので、大変重宝してます。

 ホームセンターで売ってる小物入れでも何でもいいですが、本体とフタの部分が蝶番式になってるものが良いです。 100均によくある、樹脂でつなぎ止めているだけのものは耐久性がありませんのでやめたほうがいいでしょう。


○ ペンチ(プライヤー)

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 シーバスはエラ蓋の部分が非常に鋭利で、また地上に置いても暴れるため素手でフックを外すのは大変危険です。 実際、私も指をざっくりやってしまったことがあります。 なので、フックを外す際には必ずペンチを使用するようにしましょう。 全長の長い、ロングノーズタイプのものが使いやすいです。

 ルアーは何度も使用するとフックが錆びてきますが、フックの交換にはスプリットリングを開けなければなりません。 スプリットリングを開くには、スプリットリングプライヤーと呼ばれる、ペンチの先端がかぎ爪になったものを使用すると便利です。 シーバス用ルアーのスプリットリングは、#2, #3と小さいものが多いので、かぎ爪が小さいものを選択した方がよいでしょう。

 私はフックを外すのは邪道のスプリットリングプライヤー、スプリットリングの交換にはスミスのスプリットリングプライヤーを使用してます。 邪道のプライヤーは両方の用途に使用可能ですので、これ一つだけでもいいのかもしれません。


○ フィッシュグリップ

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 シーバスからフックを外す際には、口を固定しておいた方が外しやすくなります。 そのため、魚の口を掴むフィッシュホルダーも用意しておきたいところです。 直接魚体に触れることも防げますし、安全です。

 フィッシュホルダーはかつてはボガグリップのような非常に高価なものばかりでしたが、近年になって比較的廉価なものが登場してきています。 しかし安物は大物を掴んだときに壊れたり、重いなど色々と問題が出ることもあります。

 私はボガグリップに似た、2,980円の安物を使用していますが、10kgオーバーのソウギョを持ち上げたときに壊れました・・・


○ 小型のハサミ(PEライン対応)

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 PEラインは普通のハサミやラインカッターではかなり切りにくいです。 そのため、「PEライン対応」をうたっている小型のハサミを釣具店で購入しておくといいです。

 ただこれも、切れ味はメーカーによってけっこう違うんですよね・・・。 過去に使った中では、スミスのものが比較的切れる方だったと思います。


○ ピンオンリール + ラインカッター

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 スナップを使用している場合は出番が少ないですが、ピンオンリールを衣服またはバッグに装着し、ラインカッターを装着しておくと大変便利です。

 小型のハサミなんかも装着できますが、転んだときに心臓にグサッとか怖いので、やめたほうがいいかもです(^^;


○ ニードル(針)

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 PEラインに慣れていないうちは、キャストの際にPEラインがキンクしたりぐちゃぐちゃになってしまうことがあるかと思います。 細いPEラインの絡みを解くのは非常に厄介で、解くためにはニードルはほぼ必需品となります。 ダイワから専用のニードルも販売されていますが高価なので、適当な縫い針をケースの片隅にでも入れておけばいいです(笑)

 ただ、時間があるときはいいのですが、絡みを解くのに時間が掛かって時合いを逃がすのも痛いので、余裕がなければさっさと予備の替えスプールに交換した方がいいですけどね。


○ ライト

 必然的に夜釣りが多くなるシーバスフィッシングでは、ライトは必需品となります。

 まず、シーバスのランディング時に暗い水面を照らす必要がある場合、また暗い河原を歩く場合なんかは、明るいLEDライトが有利です。 最近は超高輝度で2〜3WのLEDライトもあります。

 しかし明るすぎるLEDライトは、ルアー交換の時に眩しすぎます(笑)。 そのため、軽く照らすだけでいい場合は帽子のツバに付けるクリップライトの方が向いていますね。

 光量をスイッチで変えられるLEDライトも市販されていますが、数回押さないと狙った光量に調整できないのが不便なので、私は超高輝度ヘッドライトを首から下げて、帽子にクリップライトを装着しています。

 なお、どのライトを選択する場合でも、不意の雨などに備えるため簡易防水は必須です。


○ タモ

 シーバスのランディングは、足場が低い場所ならフィッシュグリップでシーバスの口を直接掴む、またはリーダーを掴んで抜き上げすればよいのですが、足場が高い、またはラインが細くて抜き上げが無理な場合はタモを用意しなければなりません。

 まず玉の柄ですが、これは長さは5m弱は欲しいところです。 「小継」と呼ばれる、仕舞い寸法が短いものの方が持ち運びには便利です。 カーボン使用率が高いものほど自重が軽くシャキッとしていますが、価格は高価になります。

 玉枠と玉網ですが、一般的には直径60cmのものが広く用いられています。 しかし玉網の深さがあれば、45cmでも問題ありません。 実際、私は直径30cmのヘラ玉網で、63cmのマダカをランディングしたこともありますので(^^;

 使用頻度が低ければ、釣具店で安く売ってる「小継玉網セット」で十分かと思います。 これに昌栄のフレックスアームなどを取り付けて持ち歩けば、持ち運びの際にかさばらず便利です。


○ バッグ

 陸っぱりの場合、ルアーケースその他の小物を持ち歩くためのバッグが必要です。 両手がフリーになる、ショルダーバッグまたはヒップバッグが一般的ですね。

 どちらのタイプを選択する場合でも、ペンチを収納するペンチホルダーまたはポケット、フィッシュグリップを装着するためのD環などがあるものが望ましいです。

 私はヒップバッグを使用していますが、その日の服装によってベルトの調整をする必要があるのが面倒、また圧力のせいで腹の調子が悪くなったりするので(笑)、ショルダーバッグのがいいかも・・・と思ってます。


○ ロッドケース

 シーバスロッドは2ピースのものでも仕舞い寸法が長いので、8フィート以上のものとなると車のトランクに横置き出来ません。 そのため、1BOX車ではない場合は斜めに置いたり、車のシートに立てかけたりするような形になることが多いです。 この場合、ロッドの破損を防ぐためロッドケースに収納して持ち運ぶことをおすすめします。

 ロッドケースは軽くて廉価な、中国製のセミハードロッドケースで十分です。 ただ、中国製だけに長持ちしませんが・・・(笑)。 なお、長さは8'6"の2ピースの場合、仕舞い寸法は「259.08cm / 2 + ジョイント部分」となりますので、140cm以上のロッドケースが適合します。 9'6"の場合は「289.56cm / 2 + ジョイント部分」なので、155cm以上のロッドケースが適合します。


○ グローブ

 冬場に釣りをする場合は、手がかじかんでしまいますのでグローブ(手袋)が必要になるかと思います。 釣り用とならば、親指・人差し指・中指の指先が出るタイプが使いやすいですね。 冬はネオプレーンのものが温かくて良いです。

 冬場でなくとも、例えば根掛かりしてPEラインを強く引っ張るときや、FGノットの締め込みをする用途もありますので、バッグに入れておいた方がいいです。 まあこの用途であれば、軍手でも何とかなりますけどね(^^;


○ ライフジャケット(フローティングベスト)

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 ウェーディングする際には、ライフジャケットは必須です。 まあ、普通に護岸とかで釣りをする場合にも装着するに越したことはないのですが・・・

 ライフジャケットは3,000円くらいから購入できますが、釣具店で購入する際に気をつけなくてはならないのは、「エサ釣り用」と「ルアー用」があることですね。 エサ釣り用はポケットは多いですが個々が小さいため、ルアーケースが入りません。 そのため、ルアーケースが入る大きなポケットがあるライフジャケットを選択しましょう。 また自動膨張・手動膨張式のものもありますが、ポケットが存在しないのでウェーディング向きではありません。

 ルアー用であればペンチホルダーやD環は装備されているはずですが、念のためチェックした方がいいです。 また安物はすぐ破れますが、消耗品と割り切って安物を買い換えていくか、高級品を買うかは判断にお任せします。

 もし小さいお子さんを釣りに連れて行く際には、必ずライフジャケットを着させて下さい。


○ ウェーダー(胴長靴)


 あたりまえですが、ウェーディングする際にはウェーダーが必要になります。 ウェーダーにも種類があり、チェストハイウェーダー、ウェストハイウェーダー、ヒップウェーダーがあります。

 まずチェストハイウェーダーですが、これは胸上までのウェーダーです。 そのため非常に深いところにも立ち込むことが出来ますが、暑いです(笑)。 立ち込む深さは腰くらいまでにしておいた方が良いです。

 次にウェストハイウェーダーですが、これは腰上までのウェーダーで、潮干狩り用としても広く売られており、チェストハイより価格も安いです。 最初はこのウェーダーから初めてみるのがよいかと思います。 立ち込む深さは、股下くらいまでが限度でしょう。

 最後にヒップウェーダーですが、これは太ももくらいまでしかないウェーダーで、ズボンの腰ベルトにウェーダーのベルトを装着するという少し変わったウェーダーです。 せいぜい膝下くらいまでしか立ちこめませんが、動くのが楽で、またウェーダーを脱がなくても小用を済ませることができますので(笑)、意外に実用性は高いです。

 ウェーダーの素材には、ナイロンとネオプレーンがあります。 ネオプレーンは保温性が高いので冬でも暖かいですが、夏は暑くて使えません。 またナイロンには透湿性に優れたゴアテックス製のものもありますが、非常に高価です。

 ウェーダーには、長靴部分と防水生地が一体化したブーツフットタイプと、ブーツ部分が別売りのソックスタイプがあります。 ブーツフットが一般的に普及しており廉価です。 ソックスタイプは身動きが取りやすいらしいのですが・・・使用したことがないので詳しくは書けません。

 ウェーダーのブーツ部分の靴底にも種類があります。 普通の長靴のように樹脂でギザギザがつけられているラジアルソール、フェルトが貼り付けられているフェルトソール、フェルトとスパイクピンがついたフェルトスパイクがあります。 ラジアルタイプは泥などの汚れが落ちやすいですが、濡れた岩場やコンクリ上では滑りやすいです。 フェルト、フェルトスパイクは汚れが付着しやすいですが、滑りにくいです。 使用用途によって選ぶといいですが、荒磯とかに行かない限りはフェルトで事足りるかと思います。


○ レインウェア(合羽)

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 雨の日にも釣りをしたいという場合は、レインウェアが必要になります。 あと、ウェーディングする際には、上からレインウェアを羽織って腰紐を締めるのが基本です。

 レインウェアは、絶対的に防水透湿素材のものが良いですね。 ダイワのレインマックスなど、比較的安価な防水透湿素材のレインウェアもあります。 ただし残念なことに、小雨ならいいですが大雨だと役に立ちません(泣)

 大雨でも釣りをしたいのなら(笑)、もうこれはゴアテックス素材の独壇場ですね。 安い防水透湿素材のレインウェアと比較すると、性能差は圧倒的です。 大雨でも釣りをしたい廃人レベルのアングラーには、非常に高価ですがゴアテックスをおすすめします(^^;



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