水流に対して、流れてくる方向に斜めにキャストすることを、アップクロス(キャスト)といいます。
このようにキャストした場合、巻き始めはルアーに掛かる水流が小さくなりますので、ルアーのアクションは極めて小さくなります。
左の図でいいますと、ルアーがキャスト位置より左に流され、ルアーの向きが変わり始めるとルアーが水流を大きく受けるため、アクションが大きくなります。
(U字効果。これについては別項目にて解説します)
ルアーを最初から大きく動かせたい場合は、着水後からファストリトリーブする必要があります。
しかし、あえてルアーを余り動かせたくない場合に使用することもあります。
水流に対して、流れてゆく方向に斜めにキャストすることを、ダウンクロス(キャスト)といいます。
このようにキャストした場合、巻き始めからルアーに掛かる水流が大きくなりますので、ルアーのアクションは極めて大きくなります。
リトリーブしているとルアーはだんだんと岸際に寄ってきますが、岸際に近づくほどルアーに掛かる水流も大きくなります。
(ダウンストリーム。後述)
ルアーを大きく動かせたいときなどに使用します。
ルアーを余り動かせたくない場合は、スローにリトリーブする必要があります。
水流に対して平行に、流れてくる方向にキャストすることを、アップストリーム(キャスト)といいます。
このようにキャストした場合、ルアーに掛かる水流が極めて小さくなりますので、流れが速い場合はルアーはほとんど動きません。
そのためルアーを動かせたい場合はかなりの速さでリトリーブしたり、ジャークやトゥイッチ(別項目にて解説)で断続的にアクションをつけるようにする必要があります。
水流に対して平行に、流れてゆく方向にキャストすることを、ダウンストリーム(キャスト)といいます。
このようにキャストした場合、ルアーに掛かる水流が極めて大きくなりますので、流れが速い場合はルアーは激しくアクションします。
そのためルアーを動かせたく無い場合はデッドスローで速さでリトリーブする必要があります。
また、ルアーによっては水面から飛び出したりアクションが破綻するので要注意です。
ルアーを巻いてくる際のテクニックはいくらかありますが、初心者の段階ではただ巻きだけで十分です。
しかし、ルアーをリトリーブする速度によって釣果は確実に変わってきますので、ルアーの種類やポイントの状況によって、リトリーブ速度を使い分ける必要があります。
以下リトリーブ速度について解説しますが、ダイワ2500〜3000番台、シマノ2500〜4000番台のハイギアではないリールでリトリーブすることを前提としていますのでご注意下さい。(ハンドル1回転あたり、72〜83cmくらい)
◇ ファストリトリーブ
速い速度でのリトリーブ。 ファストリトリーブの定義は人によって異なりますが、だいたいハンドル1回転あたり0.5秒(1秒でハンドル2回転)以上のリトリーブ速度として話を進めます。
速い速度で引いてくるため、シーバスにルアーを見切られにくくなります。 そのため、見切られやすいデイゲームでは多用されるリトリーブ速度です。 またルアーのアクションも最大級に大きくなりますので、ナイトゲームであっても高活性のシーバスは食いついてきます。 バイブレーションはファストリトリーブが基本になりますね。
欠点としてはシーバスが食いつく前にルアーが回収されてしまうことが多いということです。 そのため、リトリーブ中に意図的に速度を一瞬緩めたり、トゥイッチやジャーク(後述)で食いつく時間を稼ぐようなテクニックが必要な場合もあります。
また、シンキングペンシルやシャローランナーのような、ミディアムリトリーブ以下の速度でリトリーブすることを前提として設計されているルアーは、ファストリトリーブするとルアーが水面から飛びだしてしまったり、バタバタ暴れて釣れなくなるので注意が必要です。
◇ ミディアムリトリーブ
普通の速度でのリトリーブ。 だいたいハンドル1回転あたり1秒くらいのリトリーブ速度として話を進めます。
まあ特に解説するまでもないです。普通のリトリーブですし(笑)。 ディゲームでも暗い場所やマヅメ時、ナイトゲームでも普通に使用できるリトリーブです。
◇ スローリトリーブ
遅い速度でのリトリーブ。 だいたいハンドル1回転あたり2秒くらいのリトリーブ速度として話を進めます。
ナイトゲームでは基本となるリトリーブ速度です。 じっくり見せて食わせることが出来ますし、泳がせている時間が長いため、食いつくチャンスタイムも長くなるのが大きいです。 シーバスの活性が高いときは、スローリトリーブでも大きく動くルアーを使用すると良いですね。 また人気のシャローランナーや、シンキングペンシルはこの速度で最も効力を発揮するように設計されているルアーも多いです。
欠点としては、ナイトゲームであってもシーバスにルアーを見切られてしまうことが結構あるということです。 見切られてしまった場合はルアーをチェンジするか、リトリーブ速度を変えてみたりトゥイッチやジャーク(後述)などのアクションチェンジを行ってみる必要があります。
また、バイブレーションやメタルジグなんかは、スローで引いても動きません。 底をずる引きするだけです(^^;
◇ デッドスローリトリーブ
かなり遅い速度でのリトリーブ。 だいたいハンドル1回転あたり3秒くらいのリトリーブ速度として話を進めます。
ここまでリトリーブが遅いと、ルアーの動きは極めて小さくなるか、ほとんど動かなくなります。 そのため、あまり動かないバチをイミテートするバチ抜けシーズンや、U字効果(別項で解説)で急にルアーが動き出すようなアクションをさせたいときに使用すると効果的です。
欠点としては、沈むルアーだと根掛かりします(笑)。 そのため、シャローランナーや浮き上がりの良いシンキングペンシルなどで使用すると良いです。
この他、メタルジグを使用する場合にはジャークを入れつつ超ファストリトリーブすることもありますし、私はバチ抜けシーズンには、ハンドル1回転6秒の超ウルトラデッドスローまで使用します(^^;
ここに書かなくても何回か釣りに行けばいつかはわかることかと思いますが(笑)、ルアーの潜る深さは竿先の高さである程度コントロールできます。
特にシンキングペンシルやリップレスミノーは竿先の高さでレンジが変わりやすいので、竿先の高さは常に意識する必要があります。
竿先を高くする、または足場が高い護岸だと、ルアーは浮きやすくなります。
これをうまく利用すれば、バイブレーションのように重く沈みやすいルアーでも表層付近を攻めることが出来ます。
また、シャローランナーで引き波を立てつつリトリーブしたい場合も、竿を立てた方がやりやすいですね。
足場が高い場所だと、リップレスミノーは水面から飛び出しやすくなり扱いにくくなります。
また深場を攻めたくてもルアーが浮き上がりやすいため、深く潜るディープダイバーやヘビーなバイブレーションを用意する必要がある場合もあります。
竿先を低くする、または足場が低い場所だと、ルアーは沈みやすくなります。
またラインが水中に潜る部分が多いため、風の影響を小さくできる利点があります。
欠点はルアーが必要以上に潜ってしまうことですね。
特にウェーディングのように、竿先と水面が極めて近くなる場合、シャローでバイブレーションを使用するとボトムコンタクトしまくって釣りにならないこともあります。
また、ルアーは手前に寄ってくるほど浮き上がってきますので、リップレスミノーなどでは水面から飛び出してしまいます。
きっちり足下まで同じレンジを引きたい場合は、ルアーとの距離が小さくなるにつれて、竿先を下げていくと良いです。
初心者の段階では重要性は高くないですが、トゥイッチとジャークというテクニックがあるということだけはおぼえておいた方がいいかと思います。
先にジャークの方から解説します。
ジャークはリトリーブ中に竿を強く大きくあおり、瞬間的にルアーを大きくアクションさせるテクニックです。
竿をあおった直後に竿先をルアー側に倒す(弾くようにする)と、ルアーによっては大きくダートアクションをします。
ジャークを入れるとルアーが様々な方向にすっ飛んでいく感じになり、これにシーバスがたまらずバイトしてくるというわけです。
このようなバイトの出方を、リアクションバイトと言います。
ジャーキングについては、シーバスライブの榎本さんの、X-Rapプロモーションビデオがわかりやすいかと思います。
ロッドアクションに注目です。
トゥイッチは、ジャークアクションを小さくしたものだと思えばいいでしょう。
抽象的ですが、ジャークはガンガン、トゥイッチはちょんちょんといった感じですね(^^;
トゥイッチとジャークは、基本的にはただ巻きでは食わない、または食わせられないケースで使用します。
上記のようなケースで有効な手段となります。
また、ただ巻きしている最中に、ここだ!と思う場所で一発トゥイッチやジャークを入れると、リアクションバイトしてくるケースもあります。
シーバスは居るのにただ巻きだと全然釣れない!なんて時に試してみるといいでしょう。
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